内視鏡検査のために下剤を飲んでから退院するまで、約20日の絶食と回復期の7日ほどで、次男の体重は10kg以上減ってしまった。

もともと細身ではあったがスポーツをずっとしていたので、華奢な感じはなかったが、退院する頃は、全てのぜい肉がごっそり落ちてしまった。

次男に許可をもらい、写真を公開します。顔は伏せます。

本当は公開してもいいぐらい男前の次男なんですが・・・(親バカ全開)

高校生のころの次男

長男の影響もあり、保育所に通っている時からテニスをしていた。

中学でも硬式テニス部、高校でも硬式テニス部で年中真っ黒だった。

細いが、筋肉も着いて健康的な男の子といった感じ。

老犬のお洋服は次男のお下がり
高校3年の体育祭で髪にスプレー

手術後の次男

ここまで痩せてしまった次男の姿に驚いたものの、命拾いした・・・という気持ちが強く、ショックより安堵の方が強かった。

今改めてみると、ぜい肉も筋肉もすべて落ちてしまい、保健室にある骸骨の標本のようだ。

傷痕も痛々しいが、開腹手術ではこんなに短時間で回復するのは無理だっただろう。

腹腔鏡手術は負担が少ないと聞いてはいたが、おへそ周りの傷痕は術後5年たった今では大した傷痕にはなっていない。

術後5日目
骨と皮
パンツのゴムが伸びることはなく、薄っぺら

渦中の真っただ中にいた次男と私たち家族は、兎に角無事に手術が終わったことがうれしかった。

次男はこれで大学に戻れる、またテニスができるという希望に溢れ、退院すれば好きなものを食べられると期待に満ちていた。

私たち家族も、次男が退院したらまずはどこに連れて行ってあげよう、何をしてあげようと計画し、日を追うごとに次男に笑顔が増え、元気を取り戻していくことが当たり前のように見守っていた。

毎日見ている私は気づかなかったが、久しぶりに大学に行った次男は周りの友人から、あまりに肌の色が抜け落ちてしまったように青白くなり、心配した友人が「〇〇くん、大丈夫なんですよね?」と確認しに来るぐらいの変わりようだったようだ。