手術翌日

翌日私が病院に着くと、男性の看護師さんに支えられ、次男が廊下をゆっくりゆっくりと歩いていた。

まだ術後1日もたっていないのに驚きだ。これは腹腔鏡手術の利点なのだろう。回復が早い。

そうはいっても、兎に角痛い様子。

不機嫌この上ない。可哀そうで仕方がなかったが、約2週間つけっぱなしだった「う〇ち袋」から解放された。

歩行練習は1日3回行うそうで、まずは回復室からナースステーション手前までの往復。

尿道が詰まる

夕方になり、バタバタと先生、看護師の方が次男の病床に集まってきた。

次男の尿道から管を通して尿を出していたが、カスが溜まり尿が出ていないので吸い取ります・・・とのこと。(@_@;)

聞くだけで痛い。

わずか数分の処置で終わったようだが、あらゆるところが痛い次男はぐったりしていた。

とにかくがんばれ!がんばれ!と心の中で応援するしかなかった。

術後2日目

2日目にして、看護師さんの支えなしで歩行が可能になっていた。

尿道に繋がれていた管もはずれ、手術の傷口から出いてた管も外され点滴だけの身軽な(?)状態まで回復していた。

ベッドの上でスマホでアニメを観るぐらいの余裕も出てきて、会話も少しするぐらい気持ちも落ち着いた様子。

点滴のコロコロを連れて自力でトイレまで行ける。すごい回復力だと感心した。

気づいたことがある。

回復室の隣の病床は老齢の男性だった。

術後も元気そうで、痛がる様子もなかった。

しかし2日目で歩きだした次男に比べ、その男性はずっと寝たままだった。

これが「若さ」なんだな~と。

帰宅したら、次男から「ガスが出た!」と報告があった。

よかった・・・と心底安堵した。

約2週間の絶食ですっかりやせ細ってしまった次男